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第三回
「白い獲物のお話し」
鳥猟と獣猟

狩猟は大きく分けて、銃砲を使用する銃猟と、わなや網そして檻を使用するわな・網猟があります。 獲物の違いで分けると、キジやヤマドリ、カモ、コジュケイなどを対象としたものを鳥猟と言い、イノシシやシカ、クマ、ウサギ、キツネ、タヌキなどを対象としたものを獣猟と言います。 獣猟の中でも大型のシカやイノシシ、クマなどの猟を大物猟と言って区別します。

ハンターが犬と一緒に動き獲物を探す鳥猟に比べて、獣猟は動きが少なくて、初心者には非常に単調で理解し難い面があり、初心者は鳥猟から始めた方が楽しいと思います。 現代、金銭を目的として狩猟をする方は、イノシシを山肉屋に売却する一部の方に限られていて、殆どの方は趣味や娯楽の一部として楽しんでいると言えます。

白い獲物

私が猟場へ行く時は途中の新鮮野菜直売所に立ち寄ります。狩猟期間中は妻の買い物にも付き合わないので、重い野菜くらいは買って帰り御機嫌をお伺いしなければなりません。 白菜、大根、ネギ、カブ、水菜、椎茸、ブロッコリーetc、殆どの物が100円です、椎茸は少し高い。その中にセリが有りました。近くの谷川に自生しているものを採って来られるのでしょう。 自分で採って来れば野食でしょう。でも100円を出して買えば野食から外れるのかな!? 御隣の分の野菜も購入して帰れば数日後には漬物になってもどって来るので妻もご機嫌です。 不猟が続き獲物もなく、お土産は白菜や大根などばかりの日々が続きました。 山に居る私に妻からメールです「おみやげはありますか?」
「大根が二本です」とメールを送った。
「白い獲物ばかりで残念ですね」と返して来た冬のある日でした。

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