「野食コラム」の目次に戻る
<< 前回のコラム ||

メルヘンの野食歳時記第十六回
「野食紹介L - ノビル - 」
ノビル

【利用部位】鱗茎、若葉
【採集時期】鱗茎は一年中、若葉は10月〜5月
【採集場所】道端、空き地
【料理】鱗茎は生食、あえもの、若葉は薬味

 毎年、春が近づくと人工栽培された山菜がスーパーの店頭に並び始めます。どんな種類の山菜が並んでいるかをチェックするのが筆者の毎年の楽しみなのですが、今回紹介するノビルが今年から見られるようになったことに気がつきました。山になかなか採りにいけない山菜を手軽に味わえるようになるのは嬉しいのですが、実はこのノビルは山にまで採りに行く必要の無い都会の雑草です。こう言ってしまうと食欲が無くなってしまうかもしれませんが(苦笑)、とても美味しい山菜なのでお試しあれ。

 ノビルは先ほども言った通り、探せばどこにでもある雑草と言ってもいいような植物です。上にも書いてあるように、道端や空き地、川の土手などを探してみれば案外簡単にみつかってしまいます。葉はニラのような形をしていて、独特の臭いもあるので見分けはたやすいでしょう。また、一箇所に群生していることも多いので量を確保することも簡単です。なお、群生している場合には間引くように大きな株のみ採って、小さな株は埋め戻してくださいね。

 さて、ここからは料理についてです。前年の秋から出る若葉も使えますがあまり美味しいとは思えません…(じゃあ、上で紹介するなと言われそうですが…、もしかしたら料理法によっては美味しくいただけるかもしれません)。ではどこをメインに使うのかというと鱗茎(地面に埋まっている球形の部位)が最も美味しい部分と言えます。辛味があって生食はちょっときついのですが、茹でてからし味噌をつけて食べると最高の肴になります。

「野食コラム」の目次に戻る

<< 前回のコラム ||