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メルヘンの野食歳時記第八回
「野食紹介D - ハマダイコン - 」
ハマダイコン

【利用部位】全草
【採集時期】11月〜3月
【採集場所】海岸
【料理】根は薬味、葉は漬物など

 その昔、畑から大根が逃げ出し野生化したものとも、原種が帰化したものとも言われているハマダイコン。ふつうの大根はどんな畑に植えられてもすくすく育っているのに、ハマダイコンは何故かその名の通り海岸の砂浜でしか見かけません。不思議ですねぇ。ちなみに、あの鳥取砂丘ではハマダイコンの大群落を見ることができます。

 見た目は、はっきり言って大根そのままなので、わざわざ言葉で説明するまでもないでしょう、たぶん。旬も大根と同じ冬で、花が咲くと「す」が入り質が落ちるのでので、とう(花茎)が立つ前までに利用するようにしましょう。

 ハマダイコンを引き抜いて(剛毛に注意!土が固い場合はスコップを使うといい)みると、大根とは名ばかりの細さに驚きます。また、繊維も多く、栽培物の大根と同じようには利用できません。なので、ハマダイコンの根は辛味大根のようにすりおろして薬味などに利用します。ハマダイコンのさわやかな辛味が食欲を増進させてくれます。

 根ばかりでなく、葉も捨てずに食べましょう。枯れていたり、色の悪い葉は取り除いて、きれいな緑色の葉だけを利用します。これも硬いのですが、塩揉みなどして刻んでご飯などに混ぜ込んで食べると美味しいです。

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